フリーペーパーVol.5を発行しました!

人レビVol.5


東日本大震災以来初めてのブログ更新です。被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。今夜も大きな余震が立て続けにあり、原発への心配も日に日に膨れ上がり、まだまだ渦中の様相ですね。気を引き締めて収束を祈るばかりです。そしてもちろん自分にできることを考えていき、復興の力になりたいと思います。

そんな中、映画も何本か観ました。地震の前とは私自身の映画との向き合い方も変わったし、映画界にもいろいろな動きや変化がありました。映画を巡る状況は厳しくなっていくのでしょうが、より真摯に貪欲に観るようになったのを収穫と思いたいです。いろいろなことを考えさせてくれたり、心を揺さぶって活力をくれる映画を、応援して伝えていきたいと以前にも増して思います。


そしてフリーペーパーVol.5の発刊です! 特集はGW公開の超話題作『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』! エドガー・ライト監督と主演のマイケル・セラをインタビューしています。

日本のサブカルに影響を受けたコミックを原作とする『スコ・ピル』は、ゲームとリアルが溶け合う世界観が実にハイパー。こんな荒唐無稽な映画を作り上げたエドガー監督ご本人はと言うと、やっぱりハイテンションでマシンガントークが止まらない……、という感じではありましたが、映画作りにおいての完璧主義が伝わってもくるのでした。
マイケル・セラは見た目そのままな感じです。すごくおもしろくてサービス精神たっぷりだけど、質問の答えはソツなく優等生的なところも。好きな俳優なんか訊いたら名前の列挙がすごい……。
とにかくふたりともとてもピュアで情熱家のいいお兄ちゃん。一緒にいるのが本当に楽しかった。インタビューにも彼らの個性がにじみ出てるなと思いますので、ぜひ読んでほしいです。

レビューページではコメディ映画と、春という季節に合わせ“出会いと別れ”をテーマにする青春もの、各4本ずつについて語っています。
今号からライターにUK出身のアダム・サザーランドさんが加わりました! ケンブリッジ大学を卒業し、現在明学大学院で学ぶインテリ。……なのですが、イギリスにいたころマッド・カプセル・マーケッツの追っかけをしていた日本オタクということで、とても気が合いそう(笑)。『スコ・ピル』号でお迎えできたのも奇遇な気がしてます。どうぞアダムさんともども人レビをよろしくお願いします。

現在までの配布箇所は以下のとおりです。見かけたらぜひ手に取ってください。
【映画館】
シネマライズ ・シアターN渋谷 ・ル・シネマ ・ユーロスペース
ヒューマントラストシネマ渋谷 ・アップリンク ・渋谷TOEI
・ヒューマントラストシネマ有楽町 ・有楽町スバル座
シネスイッチ銀座 ・銀座シネパトス ・銀座テアトルシネマ
テアトル新宿 ・シネマート新宿
新文芸坐 ・池袋テアトルダイヤ ・シネ・リーブル池袋
ポレポレ東中野 ・ラピュタ阿佐ヶ谷 ・吉祥寺バウスシアター

【ショップ】
タワーレコード渋谷店 ・タワーレコード新宿店 ・タワーレコード池袋店
・V.REX 目白店(レンタルDVD)
・Only Free Paper(渋谷・フリーペーパー専門店)

【その他】
映画美学校 ・北千住シアター1010 ・Peace Cafe(赤羽・カフェ)
・阿佐ヶ谷ロフトA(ライヴハウス) ・吉祥寺プラネットK(ライヴハウス